2019年10月28日(月)

台風19号、浸水被害 土のう袋にメッセージ 大子へ送り被災者支援 那珂の男性、プロジェクト

「被災地へ土のう袋を送るプロジェクト」代表の佐々木典明さん=那珂市
「被災地へ土のう袋を送るプロジェクト」代表の佐々木典明さん=那珂市

台風19号で浸水被害を受けた大子町で、応援メッセージを寄せた復旧作業用の土のう袋が配られ、資材不足の悩みを解消するとともに被災者を励ましている。袋を手配するボランティアプロジェクトの代表で那珂市のそば店主、佐々木典明さん(60)は2016年から全国各地の被災地で配布しており、「ただ単に物的支援だけでなく、励ましを伝えて少しでも被災者を元気づけたい」と話す。

「遠い所から応援しています(三重県)」「あなたは1人じゃない」。大子町大子の町ボランティアセンターに27日、メッセージやイラストが描かれたカラフルな土のう袋が並んだ。袋はボランティアが作業のために持って行き、浸水した民家の泥やガラス片などを入れて活用されている。

袋を無償提供するのは「被災地へ土のう袋を送るプロジェクト」。大津波で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町出身の佐々木さんが他団体で実施しているメッセージ入り土のう袋活動に共感して15年常総水害で実践し、16年にプロジェクトを立ち上げた。

これまで全国の学校や福祉施設などで、袋にメッセージや絵を描いてもらって佐々木さんが保存。災害が発生すると現地に送り、16年の熊本地震や18年の西日本豪雨でも貢献した。

今回の台風では、那珂市社会福祉協議会を通して約2100枚を寄付した。ボランティアセンターを運営する大子町社会福祉協議会の麻生弘事務局長(63)は「土のう袋はいくらあっても足りないくらい。非常に心強く力になった」と感謝した。また資材担当の同職員、木沢篤司さん(49)は「メッセージを見て前向きな気持ちになった」と話した。

佐々木さんは「知り合いも多くいる大好きな大子町を勇気づけ、笑顔にさせたい。もっと支援を広げて被災者を助けたい」とプロジェクトへの参加を呼び掛けている。佐々木さん(電)029(298)6618
(新川晴香)

ボランティアセンターに置かれた土のう袋にはメッセージやイラストが描かれている=大子町大子
ボランティアセンターに置かれた土のう袋にはメッセージやイラストが描かれている=大子町大子


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