2019年11月14日(木)

台風19号 県警・消防 不明男性、発見できず 常陸大宮、城里 住民「早く見つかって」

那珂川に入り、行方不明の男性を探す捜索隊の隊員ら=13日午前9時55分、城里町御前山
那珂川に入り、行方不明の男性を探す捜索隊の隊員ら=13日午前9時55分、城里町御前山

台風19号により、茨城県内では常陸大宮市吉丸の男性(71)1人の行方が分からなくなっている。県警と同市消防本部は13日、大規模な捜索を実施したが、発見には至らなかった。行方不明から1カ月。捜索は今後も行われ、近隣住民は「何とか早く見つかって」と願った。

住民によると、男性は10月12日午後8時ごろに外出してから戻っていない。当時、自宅付近の用水路が増水し床下に水が来ていた。男性は状況を心配し、外に出たとみられる。

警察と消防、地元の消防団は家族の通報を受け同14日まで自宅付近を探した。捜索に参加した70代男性によると、不明男性の自宅近くで懐中電灯が、南に約400メートルの用水路で雨がっぱが、数キロ下った先で長靴がそれぞれ発見された。このため男性は下流に流された可能性がある。県警と同市消防本部は同24日、約100人態勢で同市の大沢川、那珂川沿いを捜索したが、新たな手掛かりは見つからなかった。

住民によると、男性は、市内のゴルフ場を退職してから、自宅で妻と娘の3人でゆっくりと過ごしていた。70代男性は「お酒が好きな人。何でも飲んでいた」と話す。70代女性は10月初めごろ、散歩中に男性と雑談した際に「家の周りをイノシシに荒らされてね」と困り顔だったことを思い出し、「その会話が最後になってしまった。何とか見つかってほしい」と願った。

11月13日、県警と同市消防は約80人態勢で同市と城里町の那珂川沿いを捜索した。捜索隊は午前9時半、同町の大桂大橋近くを出発。4班に分かれ、舟やドローン、県警ヘリを使って行った。午後3時5分まで活動したが発見には至らなかった。県警の桑原充警備課長は「何とか見つけ出し、家族の思いに応えたい」と話した。

県内では、台風19号の影響で大子町大子の女性(91)と桜川市福崎の男性(85)が亡くなった。(小島慧介)



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