2019年11月15日(金)

シャインマスカット グローバルGAP取得 真壁高、県内高校初

五輪・パラ選手へ提供も

ブドウ「シャインマスカット」の出荷に向けた作業を行う柳田捷さん=桜川市原方(県立真壁高提供)
ブドウ「シャインマスカット」の出荷に向けた作業を行う柳田捷さん=桜川市原方(県立真壁高提供)

県立真壁高(桜川市真壁町飯塚、早瀬昌良校長)が栽培に取り組むブドウ「シャインマスカット」が、安全性や環境に配慮した農産物を示す国際的な認証規格「グローバルGAP(ギャップ)」を取得した。県内高校の取得は初めて。同認証規格は、五輪・パラリンピックの出場選手の食材にもできるほか、欧州市場の取引条件でもあり、高校初の認定に同校生徒や教職員らは喜びに沸いている。

認証期間は11月1日から2020年10月31日までの1年間。1年ごとに更新のための審査が必要となる。同校によると、県内では現在、民間6社が同認証を受けた品目を持つという。

同校は17年度、認証取得に向けた活動を開始。先月8日には、審査員が、シャインマスカットを栽培する同校稲荷原農場(同市真壁町原方)を訪れ、食品安全、労働安全、環境保全に配慮した生産工程が適正に運用されているか、200を超える項目を審査した。

同校のシャインマスカットの栽培量は約500房。予約販売ですぐに完売してしまう人気商品。収穫時期は9月初めから約1カ月で、20年8月の東京五輪には間に合わないが、パラリンピック開催期間に出荷できる可能性はあるという。

同認証規格の取得のために同校農業科3年の生徒12人が取り組んできた。「今までの苦労が報われ達成感があった。ホッとした」と平岡玲央さん(17)。柳田捷さん(18)は「母校で栽培された果物が海外で食べてもらえる可能性を得たのが何よりうれしい」と喜びを表した。

同校は今後、ナシの同認証規格も取得したい考えで、指導してきた小野力教諭(40)は「認証を受ける品目を増やし輸出も手がけたい。教育的な効果はとても大きい。ぜひ本校の生徒に海外へ羽ばたいてほしい」と期待を込めた。(冨岡良一)



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