2019年11月28日(木)

大子の仮設住宅敬遠か 少ない希望者 修理助成と重複できず

入居希望者の少ない中、急ピッチで建設が進む応急仮設住宅=27日午前、大子町大子
入居希望者の少ない中、急ピッチで建設が進む応急仮設住宅=27日午前、大子町大子

台風19号で大子町に建設中の応急仮設住宅に入居を希望する世帯が半数にも満たないことが27日、分かった。仮設住宅は今月末にも完成するが、全15戸のうち入居を申し込んだのは6世帯11人。町は、住宅応急修理助成制度を利用し自宅に戻る世帯が増えたのが原因とみているが、入居調査時との隔たりに困惑している。

仮設住宅はプレハブ型で、大子のだいご小隣接地に1人用の1K(約20平方メートル)2戸、2〜3人用の2DK(約30平方メートル)6戸、4〜5人用の3K(約40平方メートル)2戸の計10戸を、袋田の袋田小隣接地に2DK4戸、3K1戸の計5戸を急ピッチで建設している。

だが、町が広報紙などで入居希望を募ったところ、申し込みは大子に5世帯10人、袋田に1世帯1人のみだった。被災世帯が親類宅に身を寄せているとみて、町は20日の締め切り後も周知を図っている。

町総務課によると、当初の希望は67世帯(10月20日時点)。仮設住宅の建設戸数は、町営住宅や民間賃貸住宅のほか、自宅修理なども考慮して決めたという。

一方、住宅応急修理助成制度は、半壊以上で59万5千円を限度に助成されるが、仮設住宅利用と重複できない。このため入居を希望する世帯が減少したとみられる。同課は「多くの被災者に声を掛け、仮設住宅の空き部屋を減らしたい」と話している。

同町の住宅被害は全壊35棟、大規模半壊107棟、半壊302棟、一部損壊136棟。東京理科大・大子研修センターの避難所には2世帯4人が避難しているが今月末には閉鎖される。(蛭田稔)



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