2019年12月2日(月)

「世界視野に起業を」 茨城大でフォーラム 大学発ベンチャー議論

大学発ベンチャー企業について考えた全国VBLフォーラム=水戸市文京
大学発ベンチャー企業について考えた全国VBLフォーラム=水戸市文京

大学発のベンチャー企業支援や新株予約権の取り扱いについて考える「全国VBL(ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー)フォーラム」が11月29日、水戸市文京の茨城大で開かれた。出席者から「日本市場は小さいので、世界市場を視野に起業すべきだ」という意見に賛同の声が集まった。


フォーラムでは、文科省の担当者が「大学発のベンチャーの時価総額は2兆円まで成長したが、日本の起業活動率は4・7%にとどまり国際的に見て低い」と報告した。

筑波大の国際産学連携本部の内田史彦教授は「サイバーダイン社長の山海嘉之教授というフロンティアがいる。教員の起業が普通という雰囲気がある」と指摘し、「学長や大学が学生が起業することを奨励している」と紹介した。大学発ベンチャー企業数は東京大、京都大に続いて筑波大が3位となっている。

健康リスクをDNAで検査する会社を起業する計画がある茨城大理学部の中村麻子教授は「大学の教員は社会の課題を解決するため研究している。教員や学生がベンチャーのマインドを持つと地方に活力を与える」と希望を語った。

2019年1月施行の科学技術・イノベーション創出活性化法で、国立大学がベンチャー支援の一環として新株予約権を取得することができると明記された。フォーラムでは利益相反やインサイダー取引に注意が必要との認識を深めた。(清水英彦)



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