2019年12月9日(月)

茨城県助産師会・畠山理事 「コップ授乳」覚えて 災害時備え、ママに伝授

コップ授乳のイメージ
コップ授乳のイメージ

台風19号の発生から間もなく2カ月。茨城県助産師会(水戸市)では先月15日までの1カ月間、「災害時の母と子の女性のための相談窓口」を開設し、ママたちからの相談に備えた。万一の災害時、乳児を抱えるママが覚えておきたいことを、畠山みき子同会理事(51)に聞いた。 (聞き手・鈴木聡美)

-母乳育児のママに知ってほしいことは。

「被災したストレスで一時的に母乳の出が悪くなることもあります。ですが、授乳回数を増やし、赤ちゃんに吸ってもらうことで母乳は出るようになるので慌てないでほしい。出が悪いときは、赤ちゃんの栄養不足を避けるために、迷わずミルクを使いましょう。日頃の備えとして、防災バッグに、授乳ケープや授乳服を入れておくと安心です」

-ミルクで育てるママに知ってもらいたいことは。

「『コップ授乳』を覚えておいてほしい。哺乳瓶がなくても、紙コップや哺乳瓶のふたで代用し、栄養を与えることができます。今は、常温で飲める『乳児用液体ミルク』が販売されています。災害時は電気やガスなどのライフラインが止まることも考え、月齢に合わせ3日分を備えておくとよいです。コップやふたを下唇に当てると、こぼしながらも少しずつ飲んでくれます」

-乳児用液体ミルクを使うときの注意点は。

「賞味期限があるので、よく確認してから赤ちゃんに与えてください。災害時、電気が止まってしまった場合は冷蔵庫で一時保存ができないため、細菌感染予防のために、飲み残し分は捨てましょう」

-ほかに乳児を育てるママに伝えたいことは。

「ミルクと離乳食を併用している場合、防災バッグに離乳食も『自助』として備えておくとよいでしょう。知識を備えることで、災害時の自助につながります」



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