2019年12月14日(土)

生徒「LINE」相談812件 今夏窓口 最多は「友人関係」 茨城県教委、1月も開設

県教委が実施するLINE(ライン)を使った悩み相談のイメージ画像(県教委提供)
県教委が実施するLINE(ライン)を使った悩み相談のイメージ画像(県教委提供)

茨城県教委が無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使って、中高生を対象に今夏初めて開設した悩み相談窓口に計812件の相談が寄せられた。義務教育課によると、「友人関係」を巡る悩みが171件と最も多く、「恋愛」「学業・進路」「自分の性格」「心身の健康・保健」などの相談が続いた。いじめの相談で、学校に情報提供し対応につなげた事案も1件あった。生徒らに「相談しやすかった」と好評だったのを受け、県教委は受験シーズンが始まる年明けにも開設することを決めた。

ラインによる中高生向けの相談窓口は、夏休み明けの生活に不安を抱える子どもの心理的負担を減らそうと、8月10日から9月18日まで40日間開設した。臨床心理士などの専門家5人が午後6時から同10時まで、匿名を含む生徒らがラインに投稿した悩みにリアルタイムで相談に応じた。

相談者は中学生が377人と最も多く、高校生192人、特別支援学校生2人。そのほか不明241人だった。

全体の約2割を占めた友人関係のほか、恋愛45件、学業・進路43件、自分の性格42件、心身の健康・保健41件と、思春期の相談内容は多岐にわたった。いじめの相談は24件、うち1件は学校に情報をつないだ。県警や児童相談所と連携を要する緊急の事案はなかったとしている。

1日当たりの相談件数は平均20・3件だったが、夏休み最終日の相談は50件に跳ね上がった。多くの学校で授業が始まった9月2日も30件を超えた。

利用者アンケートでは、「顔が見えないので相談しやすい」「電話では話しにくいことも相談できた」などの声が寄せられた。

義務教育課は「会員制交流サイト(SNS)が身近な相談窓口であることをあらためて確認できた。周りの大人になかなか相談できない場合など、子どものSOSを受け止める窓口としてラインは有効だった」と分析した。

夏休みの好評を受け、県教委は1月4日から23日までの20日間、相談窓口を開設する。受付時間は午後6〜10時。県内の公立、私立の中高生に利用を呼び掛けるチラシを配布する。夏に登録した生徒は再登録の必要はない。(成田愛)

【相談内容の内訳】
内容    件数
友人関係 171件
恋愛    45件
学業・進路 43件
自分の性格 42件
心身の健康・保健 41件
家庭環境  26件
いじめ   24件
児童虐待  14件
教職員との関係 12件
不登校    4件
性的指向や性自認 3件
いたずら   2件
暴力行為   1件
非行・不良行為 1件
ネットトラブル 1件
その他  382件
計    812件



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