2020年1月8日(水)

小野瀬水産が破産 返礼品おせち中止巡り

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筑西市がふるさと納税返礼品「おせち料理」の製造が間に合わず配送を取りやめた問題を巡り、製造元の小野瀬水産(同市玉戸)と、関係会社で飲食店経営の小野瀬フーズ(同)が7日、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けていたことが8日、分かった。民間信用調査会社の帝国データバンク水戸支店が明らかにした。負債は小野瀬水産が約1億円、小野瀬フーズが約9億円の見込み。

小野瀬水産は1979年創業。小野瀬フーズに生鮮魚介や加工品を販売していた。グループで売り上げの柱となっていた小野瀬フーズは回転ずし「すし勢」や和風レストラン「ごほう」、とんかつ店「かつ萬」などを筑西市や水戸市、栃木県小山市、千葉県我孫子市に展開。2003年7月期には売上高17億5600万円を計上していた。

しかし、その後は消費者の節約志向や大手飲食チェーンとの競争で売り上げが低迷。11年ごろから不採算店を相次いで閉鎖するなどして経営再建に取り組んだが、17年7月期には売上高が約8億400万円となり、赤字に転落した。

破産管財人は「(おせち料理の配送中止問題による)信用の失墜が引き金になったと理解している」と話した。(長洲光司)

■配送の遅延 古河市でも

古河市は8日、ふるさと納税の返礼品「おせち料理」を巡り、発注先の小野瀬水産の製造が間に合わず、28件で配達指定日の先月31日午前に配送できなかったと発表した。

市によると、28件のうち24件は今月1日午後までに配送。4件は別の返礼品を贈ることを提案している。

2日に寄付者から問い合わせがあり発覚した。市の担当者は「今後、おせちを返礼品にするかも含め考えていきたい」としている。

筑西市では同社の製造が昨年末までに間に合わず、358件の配送を取りやめていた。



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