2020年1月14日(火)

水戸でボランティアセンターの運営訓練 ニーズ調査や派遣先調整

被災者支援 在り方探る

被災者役(左)から支援の要望を聞き取る参加者=水戸市緑町
被災者役(左)から支援の要望を聞き取る参加者=水戸市緑町

台風19号被害に対する支援の教訓を生かそうと、「災害ボランティアセンター」の運営訓練が13日、水戸市緑町のアダストリアみとアリーナで開かれた。同市社会福祉協議会や地域住民ら約140人が参加し、復旧に向けた迅速なセンター運営手順のほか、被災者ニーズの把握方法など、円滑な支援の在り方を探った。

市社協と県社協が主催。災害ボランティアセンターは、社協が市内外からのボランティア希望者を受け付け、被災者の要望に沿った派遣調整などを行う。ただ、被害が広域に及んだ場合、地域住民による運営支援が必要になるケースなども想定されることから今回、市民を巻き込んだ訓練を開催した。

訓練では主に、被災者のニーズ調査▽ボランティア受け付け▽被災者とのマッチングなど派遣先調整▽活動報告聞き取り-などを展開。参加者を4班に分け、それぞれ運営スタッフや被災者役などを担いながら、運営手順を確認した。

被災者ニーズ調査では、被害状況や必要なボランティア数、バケツやスコップの必要資材などを聞き取り。「水を含んだ畳1枚を運ぶには、男性6人ほどが必要」など、具体例を示しながら、被災者に分かりやすい説明方法を探った。

台風19号による被害で、市社協は昨年10月14日から同12月5日までボランティアセンターを開設し、延べ4372人を派遣した。訓練では今回の教訓を基に、ボランティア受付窓口を「初回者」と「2回目以降」に分け、経験者の手続きを簡素化することで、スムーズな派遣を促す改善も進めた。

市社協の井上利昭事務局長は「被害状況によっては、町内会や民生委員など市民が運営に協力してもらうケースも出てくる。どの部門でも一定の対応ができるよう訓練を積むことで、円滑にセンターを運営し早期の被災者支援につなげたい」と話した。(前島智仁)



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