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「一つのこと突き詰めて」石井竜也さん 地元中学生らにエール

子どもたちに向け熱を込めて歌う石井竜也さん=北茨城市関本町富士ケ丘
子どもたちに向け熱を込めて歌う石井竜也さん=北茨城市関本町富士ケ丘


北茨城市出身のアーティスト、石井竜也さんが18日、市内の中学生を対象とした音楽ライブとトークショーを同市関本町富士ケ丘の市生涯学習センター分館「期待場(きたいば)」で行った。石井さんは、大きな夢を抱くことや地元北茨城に誇りを持つことの大切さを子どもたちに伝えた。

期待場など市内4会場で19日まで開かれている「桃源郷芸術祭」の企画の一環。市内5中学校の生徒や地域住民、ファンら約400人が詰め掛け、石井さんの言葉や歌声に耳を傾けた。

石井さんは「自分の思う夢を夢で終わらせないための方法は、一つのことを一生懸命考えて突き詰めること。心にあるダイヤの原石を磨かず捨てるか、磨いてきれいに光らせるかは自分次第」とエールを送った。

また曲の歌詞を考える際に、子どもの頃に見た地元の情景などが自然と表れてくるといい、「海があり山があり、夕焼け空がきれい。ここ(同市)で育っているのはとてもいいこと」と、地元に誇りを持つよう語り掛けた。

ライブでは、米米CLUBの代表曲の一つ「浪漫飛行」や、東日本大震災直後に同市立大津小の6年生児童と作った「世界の絆〜命にありがとう」など4曲を熱唱。来場者は石井さんの美声に聞き入った。

期待場は閉校した旧富士ケ丘小学校の校舎と体育館を改修し、陶芸施設やアトリエ、ギャラリーなどを整備。石井さんが「北茨城」にかけて「期待場」と命名し、作品も展示している。(小原瑛平)

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