2020年1月24日(金)

石岡・小美玉・かすみがうら市、地域医療計画案を決定 病院再編や産科設置

3市長らでつくるカンファレンスで石岡地域医療計画が決定した=石岡市役所
3市長らでつくるカンファレンスで石岡地域医療計画が決定した=石岡市役所

医師不足が深刻な石岡地域の医療課題の対策を取りまとめた「石岡地域医療計画」が決定した。石岡、小美玉、かすみがうら市の3市長と石岡市医師会会長でつくる「石岡地方医療対策カンファレンス」が22日夜、石岡市役所で開かれ、専門委からの提案を受け、中核病院の再編や産科の設置などを盛り込んだ同計画案を了承した。

計画は、石岡市と、隣接する小美玉市玉里地区、かすみがうら市千代田地区からなる「石岡地域」が対象。中核病院の石岡市医師会病院(同市大砂)と石岡第一病院(同市東府中)を統合して公立化し、「(仮称)石岡地域医療センター」として整備し、回復期病床を増やすことで、土浦協同病院など三次救急病院からの患者の受け入れ体制を強化する。また、慢性的な病床不足の山王台病院(同市東石岡)に急性期病床を40床増やすなどの内容。分娩(ぶんべん)できる医療機関が同地域にないことから、早期の産科新設の取り組みも掲げた。

専門委がまとめた計画案を検討したカンファレンスでは、「小児科の充実」の表記を「小児救急の強化や入院受診率の向上と具体的にすべき」、介護老人保健施設との連携強化については「中期的(3〜5年)対策ではなく、短期的(1〜2年)対策にすべき」、中期的な産科新設に関連しては「新規診療所・助産院等の誘致や開業支援(資金援助、住宅補助等)の対策は早急に取り組むべき」などの意見が出され、これらが反映された。

また、課題の解消へ3市の連携も確認し合った。来年度から同計画に基づく施策が展開され、医療体制の整備に向け動きだす。

2月9日午後1時半から、石岡市大砂のふれあいの里ひまわりの館で、市民や医療関係者が今後の地域医療体制について意見発表するシンポジウムを開き、市民への周知を図る。

同計画は同17日、土浦地域医療構想調整会議に報告される。(高畠和弘)



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