2020年1月24日(金)

東海村、人物埴輪を初公開 2月2日に1日限定

12年前、工事中に発見

初公開の三角巾をかぶる人物埴輪(東海村提供)
初公開の三角巾をかぶる人物埴輪(東海村提供)

東海村で12年前に下水道工事中に見つかった人物埴輪(はにわ)2体が修復作業などを経て、来月2日に1日限定で初めて公開される。村は保存状態が非常に良いため、県内の埴輪研究の進展につながると期待している。

2008年9月、同村石神外宿の村立石神小学校近くで、下水道工事中に道路下から人物埴輪2体や円筒型埴輪の破片約150点が発見された。

調査の結果、そばには古墳があり、18年に戸ノ内古墳として認定された。専門家の分析により、埴輪の特徴から古墳は6世紀半ばの古墳時代後期と推定されるという。

埴輪2体はともに武人をかたどっており、このうち三角巾をかぶる1体は、ほぼ完全な状態で出土した。高さは約80センチで体に入れ墨が入り、左腰には太刀を携えている。もう1体はかさをかぶり、上半身のみ残る。2体は製作技法が異なっているという。

埴輪の図面作成や接合などの作業を終え、19年3月に報告書が完成し、このたび1日限定で初めて公開されることになった。その後は21年7月開館予定の「村歴史と未来の交流館」(仮称)で展示される。

また当日は古墳時代を研究する、川村学園女子大教授で「歴史と未来の交流館展示監修委員会副委員長」の塩谷修さんが埴輪2体や当時の村内の様子について講演する。

村生涯学習課の担当者は「出土された埴輪は保存状態が非常によくいろんな情報が見て取れて、県内の埴輪研究が進むのではないか」と期待する。

講演会「埴輪が語る古墳時代の東海村」は2月2日午後1時半から、同村舟石川駅東3丁目の村産業・情報プラザで開催される。先着200人。参加費は無料。1月29日までに講演会名、氏名、電話番号を記入してメールか電話、同課窓口で申し込む。

問い合わせは(電)029(282)1711またはEメールmaruhaku@vill.tokai.ibaraki.jp (斉藤明成)



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