2020年2月10日(月)

落語所作、表現磨く 三枝亭二郎さん児童指導 潮来・牛堀小

練習した落語の所作を披露する牛堀小の児童=潮来市堀之内
練習した落語の所作を披露する牛堀小の児童=潮来市堀之内

プロの落語家と触れ合うことで子どもたちの視野を広げ、表現力を向上させるきっかけにしてもらおうと、潮来市堀之内の市立牛堀小(大崎一寿校長)は4日、落語家の三枝亭二郎さんを招き「落語の授業」を開いた。市の「豊かな心育成事業」の一環で、二郎さんが創作落語を披露したほか、手拭いや扇子を使って全てを表現する落語の所作を、実際に児童が体験した。

二郎さんは、大阪府出身。21歳で桂三枝氏(現桂文枝)に弟子入りし、現在は落語のほか、ラジオDJやスポーツDJなどとして幅広く活動している。

授業では、全校児童を対象に落語が江戸時代からあることや、右向きと左向きで人物が変わること、扇子と手拭いで全てを表現し、聞き手に想像してもらうことなどを説明。「プロの落語家は東西で1100人くらいしかおらん。天然記念物並みに珍しいねんで」と、軽妙な語り口で会場を盛り上げた。

自身の創作落語「新作桃太郎」を演じた二郎さん、後半は5、6年生を対象に落語の体験会を行い、あいさつや、扇子と手拭いを筆記用具に見立てて文字を書く所作などを練習した。

実際に高座で練習の成果を披露した同小6年の小熊悠太君(12)は「高座の上は緊張するし、やってみるととても難しくて、(さらに落語を演じるとなると)すごいな、と思った」と振り返った。

アメリカ留学の経験を持つ二郎さんは「日本にはさまざまな伝統文化があるが、海外で自国の文化を語れない日本人は多い。これからの人生で日本の伝統に触れたとき、(落語でなくても構わないので)きょうのことを思い出して興味を持つきっかけになってくれたら」と話していた。(石川孝明)



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