2020年2月15日(土)

水郡線、来夏に全線復旧 JR東見通し 鉄橋再建に1年半

西金-袋田、今年7月再開

JR東日本水戸支社は14日、昨年10月の台風19号で鉄橋が流失し、運転を見合わせている水郡線の西金-常陸大子間について、2021年夏ごろの全線復旧を目指すと発表した。不通区間のうち西金-袋田間は今年7月上旬に運転再開を予定。再建する鉄橋は橋桁をかさ上げし、トラス橋にして安全性を高める。

同支社によると、袋田-常陸大子間の久慈川に架かり、増水で流された第6久慈川橋梁(きょうりょう)(大子町久野瀬)の復旧には約1年半を要する見通し。

新たな鉄橋は従来比で橋桁の高さを最大1・3メートルかさ上げし、記録的な大雨をもたらした台風19号と同規模の河川増水となっても冠水しない高さを確保する。橋の設計も河川内の橋脚を1本とし、柱を三角形に組み合わせた「トラス桁2連構造」と呼ばれる構造を採用した。

5月までを目標に橋脚部分の完成を目指し、今秋の台風シーズンが終わる時期を見計らって橋桁の組み立てを開始。順次、線路や信号設備の敷設を行う。

西金-袋田間は、袋田駅で折り返し運転に必要な信号設備などを整備し、運転を再開させる。具体的な再開時期やダイヤについては決まり次第発表する。

第6久慈川橋梁は台風19号による増水で橋脚6本のうち3本が流され、1本が転倒、橋桁全てが落下した。現在、不通区間はバスによる代替輸送を行っている。

雨宮慎吾水戸支社長は茨城新聞の取材に「地元からの早期復旧の要望を受け、安全を前提に、いかに早く復旧するかを考えてきた。確実に工事をやっていき、一日も早く復旧させたい」と話した。(長洲光司)



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