2020年3月10日(火)

新型コロナで小学校休校 安心インストラクター・武田さんに聞く 家庭内でルールを 留守番児童の防犯へ

講座で子どもの安全をテーマに講話する武田信彦さん=水戸市笠原町、1月30日
講座で子どもの安全をテーマに講話する武田信彦さん=水戸市笠原町、1月30日

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、茨城県内の小学校が休校となった。放課後児童クラブ(学童保育)を日中から開所するが、感染の心配や預け先が見当たらないなどの理由で、家庭で過ごす児童もいる。そこで子どもの安全などに取り組む「うさぎママのパトロール教室」(東京都)主宰で、安心インストラクターの武田信彦さん(42)に家庭でできる防犯を聞いた。

-急な休校。子どもの安全を考えると、どんな状態だといえるか。

「普段の登下校時と比べ、この時間なら大丈夫という『聖域』はない。また、準備が整って休みに入る長期休暇とも状況が違う。地域で活動する防犯パトロールもいない。図書館など公的な場所も休業し、子どもが駆け込める場所が減っている。家庭だけに任せず、ご近所など地域で、子どもを見守る目を広げる必要がある」

-子どもだけで留守番するときの注意点は。

「子ども自身が身を守れる力を付け、家庭内でルール作りが必要。長期間にわたる休校中、友達の家に遊びに行くなど、子どもだけの外出も考えられる。家庭状況など個別で状況が異なるが、自宅での防犯と外出途中での防犯も考え、親子でよく話し合うことが大切だ」

-親ができる準備は。

「留守中、親子間で、連絡を取り合える体制を整えることが重要。子どもに携帯電話を持たせるなど、固定電話ではなく、家族と連絡できる方法を整えること」

-親子で安心感を高めるには。

「大判の紙に(1)鍵を掛ける場所(2)助けを求める人と連絡先(3)自宅の住所を平仮名で書く(110番、119番を自分でかけられるように)(4)両親の携帯番号(5)インターホンが鳴って、出てもよい人-などをまとめて、分かりやすい場所に貼っておくのをお勧めする」(聞き手・鈴木聡美)

■たけだのぶひこ
1977年生まれ。ドイツ出身。慶応義塾大学経済学部在学中に、国際的な犯罪防止NPO活動に参加。実践活動を経て、子どもたち対象の安全セミナーなど、全国で年間約150件の依頼に対応。著書に「SELF DEFENSE『逃げるが勝ち』が身を守る」(講談社)など。



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