2020年3月12日(木)

大震災9年 日立の混声合唱団「忘れない」思い歌に 無観客公演、動画配信へ

無観客で実施した「祈りのコンサート」で美しいハーモニーを響かせる「アンサンブル・ローゼとすてきな仲間たち」=日立市多賀町
無観客で実施した「祈りのコンサート」で美しいハーモニーを響かせる「アンサンブル・ローゼとすてきな仲間たち」=日立市多賀町

東日本大震災から9年を迎えた11日、「あの日を忘れない」との思いを込め、日立市内を中心に活動する混声合唱団が、同市多賀町5丁目の諏訪かおる幼稚園で「祈りのコンサート」を開いた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、観客なしで行われたが、メンバーは被災者への思いを歌に乗せた。

コンサートを開いたのは「アンサンブル・ローゼとすてきな仲間たち」(戸来和子代表)。2013年に米国ニューヨークで開かれた震災復興支援コンサートに出演したメンバーを中心に、翌14年から毎年この時期に同市内で開いている。

今年は新型コロナウイルスの影響で、予定していた会場が使用できなくなったが、メンバーは「私たちが力を出そう」と同幼稚園を急きょ会場にし、無観客での開催を決めた。コンサート映像の配信も予定する。

この日は30人が出演。コンサート途中、震災が発生した午後2時46分には全員で黙とうをささげ、ピアノとフルート、パーカッションの伴奏で「花は咲く」や戸来さんが作詞した「あの日からあしたへ…」など、全9曲を歌い上げた。会場となった保育室には、震災の記憶を風化させず、全ての被災者に思いを寄せたいと願うメンバーの美しいハーモニーが響き渡っていた。

戸来さんは「今年も歌いつなげることができてよかった」と話した。コンサートの映像は今月中に動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信される予定。(湯浅奈実)



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