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巣立ち祝う手作り桜 城里・石塚小で卒業式

桜の木の前で記念写真に納まる卒業生たち=城里町立石塚小学校
桜の木の前で記念写真に納まる卒業生たち=城里町立石塚小学校


城里町石塚の町立石塚小学校(菊池和美校長)で19日、卒業式が行われた。新型コロナウイルスの影響で各地の式典が縮小する中、同校は「思い出に残る式にしたい」と手作りの桜の木を会場内に設置。約5千個の淡いピンクの花が、卒業生69人の巣立ちを祝った。

桜の木の制作は菊池校長の発案で、大きさは幅約6メートル、高さ約4メートル。臨時休校が決まった後、全職員が協力して作業を進めた。校庭に生える桜の間引き枝を活用。紙製の花は試行錯誤の連続で、違和感なく仕上げるのに苦心したという。

菊池校長は式で「熱意と気力を持ち、この桜のように満開の花を咲かせてください」と祝福。終了後、卒業生たちは桜の木で、親友らと記念写真に納まった。入野愛弥(あみ)さん(12)は「手作りの桜の木から先生の思いが伝わった。中学に入ったら勉強も部活も頑張りたい」と瞳を輝かせた。(沢畑浩二)

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