2020年3月25日(水)

茨城空港愛称「海外向けに新設を」 国内向け変更なし

有識者会議 6案、県民の意見公募

有識者会議終了後に会見する座長の戸崎肇桜美林大教授(左)と渡辺秀和県空港対策課長=県庁会議室
有識者会議終了後に会見する座長の戸崎肇桜美林大教授(左)と渡辺秀和県空港対策課長=県庁会議室

茨城空港(小美玉市)の愛称変更の是非を話し合う有識者会議の第2回会合が24日開かれ、国内向けを「茨城空港」のまま据え置き、海外向けとして六つの候補案を示した。4月下旬から県民にパブリックコメント(意見公募)を行い、5月に最終候補案として3案程度に絞った上で県に答申する。答申を受けた知事が新たな愛称を最終決定することになる。

会合は非公開。県空港対策課によると、候補として示された6案は、(1)Tokyo Metropolitan・Ibaraki Airport(2)Tokyo・Ibaraki Airport(3)Tokyo・Ibaraki International Airport(4)Tokyo north Airport(5)Metropolitan・Ibaraki Airport(6)Ibaraki International Airport。このうち委員の関心は(3)(東京・茨城国際空港)が最も高かったという。

空港の現状は海外での認知度が低く、同課がセールスに行っても「所在地が分からない」と言われるケースが多いという。愛称を使えれば、海外で「東京に近い空港」として売り込むことや、ホームページなどでの認知度を上げられる、と同課は期待している。

「茨城」の名が10年間で定着し県民から大切にされていることから、国内向け愛称は変更しない。ただ、意見公募では変更するかしないかを聞く。

会議座長で桜美林大の戸崎肇教授(航空政策)は「インバウンド(訪日客)の取り込みは全国的な競争。ただ、海外で茨城の知名度は残念ながら高まっていない」と愛称設定の理由を述べた。愛称は恒久的なものではなく「人口に膾炙(かいしゃ)すれば『東京』を外すこともあり得る」と話し、成田空港が2004年に新東京国際空港から変更したことを例に、名称が浸透すれば再考の可能性もあるとの考えを示した。

同課によると、国内97空港のうち44空港に愛称がある。海外向け限定の愛称は「確認できない」としており、少数派とみられる。茨城空港の正式名称は「百里飛行場」で、茨城空港も愛称。(黒崎哲夫)

【茨城空港の愛称案】
▼国内向け 茨城空港
▼海外向け
Tokyo Metropolitan・Ibaraki Airport
Tokyo・Ibaraki Airport
Tokyo・Ibaraki International Airport
Tokyo north Airport
Metropolitan・Ibaraki Airport
Ibaraki International Airport



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