2020年3月29日(日)

新型コロナで移動自粛要請 仕事、帰省「やむなく」 高速バスや駅は閑散 茨城

県が東京都など都市部への移動自粛を求め、普段とは違い人もまばらとなったつくば駅の高速バス乗り場=28日午前9時40分、つくば市吾妻、菊地克仁撮影
県が東京都など都市部への移動自粛を求め、普段とは違い人もまばらとなったつくば駅の高速バス乗り場=28日午前9時40分、つくば市吾妻、菊地克仁撮影

新型コロナウイルスの感染拡大で、茨城県が東京都など都市部への移動自粛を求めた週末の28日、都内とつながる県内の高速バス乗り場や駅では、閑散とした様子が見られた。わずかに乗り込む人は「帰省で仕方なく」「仕事でやむなく」と事情を語り、硬い表情で駅を後にした。

同日午前、水戸駅にある水戸-東京間の高速バス「みと号」の乗り場では、普段の週末はバスを待つ行列が見られるが、この日は、乗り込むのは1台に数人だった。

4月から京都市内の大学院に入学するため、県内から千葉県館山市に帰省するという男性(22)は「帰省で仕方ない。感染に気を付けて行動したい」と、リュックに消毒液を入れ「コロナには本当迷惑している。早く終息してほしい」とため息交じりだった。

みと号は、新型コロナの影響で、平日52便、土日休日58便を23日から平日、土日休日ともに41便に減便した。3月末で期限切れとなる回数券は9月末まで期限を延ばし、3月末までは手数料なしで払い戻しするなどの対応をしている。

都内への利便性が高いつくばエクスプレス(TX)守谷駅では、電車を利用する人が多く見られた。仕事で神奈川県へ行くという守谷市の40代男性は「年度末なのでやむを得ない。マスク着用や手洗い、うがいはしっかりやりたい」と話した。

通常は、東京を行き来する人が多いつくば駅では、午前9時半ごろでも改札を出入りする人はまばら。午前10時ごろ、都心の観光客がよく利用する筑波山行きシャトルバスは乗客なしで出発した。

東京に向かう電車に乗るというつくば市の会社員、男性(49)は「職場に行く。しょうがない」と複雑な面持ち。一方、秋葉原へ買い物に行くという同市内の30代男性は「若いので感染しても重症化しないと思う。外出自粛の要請も効果は期待できないのでは」と話した。(小島慧介、秋葉凌)



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