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茨城に活力を×住みよい県に 県で辞令交付 新採職員勇ましく

知事から辞令交付を受ける石川紗衣さん。出席者全員がマスク姿だった=1日午前、県庁、菊地克仁撮影
知事から辞令交付を受ける石川紗衣さん。出席者全員がマスク姿だった=1日午前、県庁、菊地克仁撮影


茨城県の新規採用職員の辞令交付式が1日、水戸市笠原町の県庁で開かれた。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、新採職員など出席者全員がマスクを着用したほか、新採職員の氏名点呼と幹部職員紹介を取りやめて時間短縮を図るなどの対策に取り組んだ。例年と違った雰囲気となったが、新採職員たちは勇ましい目つきで式典に臨み、決意を新たに新社会人のスタートを切った。

新採職員は、会場となった講堂入り口で列を作り、両手をアルコール消毒して入場。例年より50センチ広い1・5メートルの間隔を開けて整列した。本年度は226人(男性113人、女性113人)が採用され、20年間で女性の数が最多となった。

新採職員を代表し、子ども未来課配属の石川紗衣さん(23)=水戸市出身=が大井川和彦知事から辞令を受け取った。総務課配属の山崎拓実さん(23)=龍ケ崎市出身=が「全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行することを固く誓う」と宣誓した。

大井川知事は、新型コロナの感染拡大を踏まえ「大変特殊な環境で皆さんはスタートする。しかし残念だと思うのではなく、得難いチャンスと考えていただきたい。自分の役割を常に全体の中で把握し、自分の意見をしっかり持ってほしい」と訓示した。

辞令交付後、石川さんは「茨城県の魅力を県内外に発信したいと県職員を志した。日本全体が大変な状況で、みんなが精神的に疲れてしまった。いち早く茨城県に活力を取り戻せるよう一生懸命頑張りたい」、山崎さんは「新型コロナや災害の対策などを通し、強い県にして県民が住みよく、長く住んでもらえる県にしたい」とそれぞれ語った。(三次豪)

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