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新型コロナ 水戸で初、感染確認 20代男性、茨城43例目 家族は陰性

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水戸市は2日、市内に住む20代会社員男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。PCR検査で1日夜、陽性が判明した。市内の感染確認は初めて。県内で43人目。男性に渡航歴はなく、他の感染者との接触なども確認されていない。3月25日に38・5度の熱やせきなどの症状が出たため同日と同30日にそれぞれ別の病院を受診。現在は平熱で回復しているが、2日に感染症指定病院に入院した。市が1日から中核市に移行し、県から感染予防などの業務を移譲されたため、高橋靖市長が会見して明らかにした。

市によると、男性は3月25日、会社を休んで近くの病院を受診。翌26日は熱が下がったため勤務したが、夕方から37・5度の微熱や味覚の異常などの症状が出た。30日に市外の病院を受診し、同病院が翌31日、市保健所(当時県水戸保健所)の帰国者・接触者相談センターに相談。

市は、男性への聞き取りで感染経路につながる情報がないことから、25日より前の行動歴などを調べる。同居の家族は20代の妻と未就学児の子ども2人の計3人。全身の倦怠(けんたい)感やせきなどの症状があるが、2日のPCR検査の結果、全員陰性だった。

市は、男性が勤務したのが26日のみだったことなどから社内に濃厚接触者はいないとみている。会社は既に消毒などを行った。体調不良を訴える従業員はいないが、男性の家族とともに健康観察を続ける。

高橋市長は「市民には冷静な行動をお願いしたい」と呼び掛けた。(島田真太郎)

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