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《新型コロナ・感染拡大防止》水戸市と県協会 公共施設消毒で協定 感染症や災害対応

協定書にサインする高橋靖市長(左)と梅沢謙二会長(右)=水戸市役所
協定書にサインする高橋靖市長(左)と梅沢謙二会長(右)=水戸市役所


災害の発生や感染症の流行により公共施設などで消毒が必要になった場合に対応してもらおうと、水戸市は2日、県ペストコントロール協会(県内21社加盟)と消毒業務などの協力に関する協定を結んだ。同市役所で高橋靖市長と協会の梅沢謙二会長(75)=ウメザワ産業代表=が協定書に署名した。同協会は県と同様の協定を結んでいるが、県内市町村では同市が初めて。

協定によると、市の要請を受け同協会が対応する。経費は市が負担。同協会は実施報告書を市に提出し、守秘義務が課せられる。期間は来年3月末までの1年間。申し出がない限り更新される。

締結に当たり、梅沢会長は「協定はわれわれに対する期待の現れ。微力ながら市民の安心安全に力を尽くしていきたい」とあいさつ。高橋市長は市内で新型コロナウイルス感染患者が確認されたことなどを踏まえ、「いざというときのために頼りにしている。専門性を生かし、協力してもらうことで市民の安心安全も拡大する」と感謝した。

同協会は1972年設立。普段はネズミやゴキブリなど有害生物の防除を実施。鳥インフルエンザや口蹄疫(こうていえき)などの感染症や、台風・地震など災害が発生した場合にも防疫活動を行っている。(島田真太郎)

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