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《新型コロナ・影響》社会人野球を中止 日本選手権やクラブ選手権 日立市長杯も

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社会人野球を統括する日本野球連盟(JABA)は2日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、7月開催予定の「第46回社会人野球日本選手権」(京セラドーム大阪など)を中止すると発表した。5月開催予定の「第45回全日本クラブ野球選手権」(メットライフドーム)も中止が決定。日本選手権の中止は東日本大震災以来2度目、全日本クラブ選手権の中止は初めてとなる。

さらに、日本選手権予選の一つで、今月17日に開幕予定だった「第43回日立市長杯選抜野球大会」(日立市民球場など)も中止となった。同連盟は5月末までに予定されていた全ての公式大会の中止を決め、2日、加盟チームに対し今月末までのオープン戦の自粛を要請した。

同連盟は、大会実施に向け無観客での開催を前提に協議を進めてきた。しかし、東京都を中心に感染者が増加し、自治体から不要不急の外出自粛要請が出され、遠征に伴う集団感染のリスクが懸念されることなどから中止決定に至った。

日本選手権は従来は秋の開催。当初は今夏に東京五輪・パラリンピックが開催予定だったため、警備上の理由などから例年7月に行われる都市対抗大会(東京ドーム)を11、12月に移行。日本選手権の開催を早める日程となっていた。

全日本クラブ選手権の1次予選となる県大会は3月、日立市民球場で無観客で実施され、優勝したつくばクラブ(つくば市)と準優勝の鹿島レインボーズ(鹿嶋市)が本県代表として、今月25、26日開催予定だった最終予選となる関東大会に出場するはずだった。

日立市長杯には本県の日立製作所と日本製鉄鹿島など16チームで優勝を争う予定だった。

同連盟の清野智会長は「収束が見通せない中、完全な形での開催は難しいとの判断に至った」と理解を求めた。 (関口沙弥加)

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