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《新型コロナ・影響》マスクの確保、四苦八苦 街歩く人、大半が着用も... 再利用、備蓄品、手作り

自作マスクの作り方を配布している手芸店=水戸市笠原町の「めぐみや」
自作マスクの作り方を配布している手芸店=水戸市笠原町の「めぐみや」


新型コロナウイルス感染拡大の影響で、マスクの品薄状態が茨城県内でも続く。そんな中でも街を歩く人の大半が着用しており、「手に入らないからマスクを洗っている」「手作りのものを着けている」など涙ぐましい努力も見られる。量販店の在庫不足は解消されず、マスクの材料を売る手芸店への問い合わせが急増。政府は1世帯2枚の布製マスクを配布するとしているが、マスク確保への苦労は長引きそうだ。

■洗濯

「どこにも売っていない。マスクを洗って着用している」。水戸市の清掃業、50代女性は厳しい現状を吐露した。マスク4、5枚を洗って使い回しているという。「知り合いから譲ってもらうこともあるが、すぐなくなってしまう。朝から店に並ぶのも気が引ける」

2歳の子を持つ水戸市の会社員、男性(29)は「会社から着用の指示が出ているが、もうほとんどストックがない」と不安げな表情。「家族のこともあるので、人混みへの外出を避け、マスクの自作も考えなくては」と話した。

■残りわずか

花粉症予防のために、ウイルス感染拡大前から買いためてあった分で難をしのぐ人も多い。

水戸市で勤務する日立市の会社員、男性(20)は、1箱数十枚入りのものを2〜3箱ストックしていた。だが、「日に日になくなっていくので非常に不安」と緊張感が日々高まっている。

小学生の双子を持つ水戸市の40代女性も、家族4人で使用しても数カ月間なくならない程度のマスクを買いためている。しばらく在庫は切れないというが、「アルコールアレルギーで消毒ができない。なくなると非常に困る」と事情を語る。

■手芸店

マスクの在庫が品薄なため、自作のものを着用する人も増えている。小学2年の息子を持つ同市の30代主婦は、学校から登校時にマスクを持参させるよう要請を受けた。「今ある分がなくなったときのことを考え、予備を自作するつもり」と話す。石岡市の70代女性は「感染者が出始めてから、マスクをすぐに自分で作った。徹底した予防を心掛けている」と自信をのぞかせた。

マスクを自作する人が増加していることに伴い、材料となる生地を販売する手芸店への問い合わせが殺到している。県内に10店舗を展開する「めぐみや」(水戸市笠原町)によると、最近は各店舗へ1日100〜200人の客が来店し、ほとんどがマスクの材料を求めに来る人だという。

同店の森良(りょう)会長(92)は「ここまでマスクに困窮するとは」と前例のない事態に驚く。女性従業員(54)は「今まででこんなに生地を裁断したとはない」と手を動かし続けた。(海老沢裕太郎、森田彩夏、持丸拓也)

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