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《新型コロナ》茨城県方針 軽症者は自宅療養

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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、茨城県は6日、軽症者らの自宅や宿泊施設での療養を今週中に始めると発表した。入院治療が必要な患者の増加に備え、重症者の病床(ベッド)の確保を優先する。軽症者らの一時滞在施設は、同日時点で県とつくば市の公共施設4カ所で160室を確保。今後民間の宿泊施設にも協力を呼び掛ける。大井川和彦知事が同日の記者会見で明らかにした。

県は一時滞在施設に予定する4施設を明らかにしていない。ただ、うち1カ所はつくば市遠東の公共宿泊施設「豊里ゆかりの森」で、市が受け入れ準備を整え6日発表した。

大井川知事は現在入院中の軽症患者に関し、今後の感染者の発生状況次第では「重症者用のベッドを空けるため宿泊施設に移すこともあり得る」と述べた。

県内で重症者を受け入れられる病床は現在、感染症指定医療機関を中心に40床程度ある。これまでは軽症でも指定医療機関への入院を優先してきたため、患者数の増加に伴い重症者用の空きベッドも減少。受け皿の確保が急務となっていた。(戸島大樹、秋葉凌)

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