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《新型コロナ》感染した常陸太田市職員、市民28人対応 追跡調査、消毒続ける

職員が新型コロナウイルスに感染したことを受け記者会見する大久保太一常陸太田市長(中央)=6日午後9時15分、同市役所
職員が新型コロナウイルスに感染したことを受け記者会見する大久保太一常陸太田市長(中央)=6日午後9時15分、同市役所


新型コロナウイルス感染が茨城県内の自治体職員で初めて確認された常陸太田市は7日、本庁舎入り口に張り紙で庁舎内での感染拡大防止策を伝えるとともに、定期的に全館の消毒を続けた。また感染が確認された職員は市民28人に対応しており、市は28人の追跡調査を行っている。

感染が確認された職員は20代の女性職員で、県内63例目の女性の妹、64例目の男性の娘。市は職員が濃厚接触者だと分かった5日午後8時半から1時間半をかけて市役所全館の消毒を実施した。市によると、同職員は3日に寒けなどの自覚症状があり、4日に38.3度の発熱、5日に熱は下がった。6日のPCR検査で陽性が判明した。

同職員は3月27日から31日まで市民課で、1日は市民課と契約管財課で通常業務を行い、この間はマスクを着用。1日の市民課での窓口業務では市民28人に対応した。6日からは同職員と接触した市民課などの職員15人を2週間の自宅待機とし、市民課は6日から別の職員を配置している。

市は7日、市庁舎のカウンターや手すり、筆記用具などの消毒を定期的に行った。来庁者は通常よりも少なかったという。市によると、「窓口に行ったが大丈夫か」など、健康に関する問い合わせが、午後4時までに約140件寄せられたという。(飯田勉)

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