《新型コロナ・影響》9日から臨時休校の潮来・牛堀小 目標掲げ、学力維持を 期間中の過ごし方伝達
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、潮来市の小中学校は9日から臨時休校となる。同市堀之内の市立牛堀小(大崎一寿校長)では8日、クラスごとに学級活動を開いて休校期間中の過ごし方を伝達した。休校期間は2週間の予定だが、延長する可能性もあるだけに、教員らは「過ごし方次第で、学力に大きな差が出てしまう恐れもある。定期的に課題を与えるなどして少しでも学力維持に努めたい」と、今後の方針を模索している。
同小では、密集を避けるために全校集会を行わず、1クラスずつ学級活動を実施。6年生のクラスでは、児童一人一人が休校期間中の「学習目標」「生活目標」を発表し、子どもたちは、「早寝早起きする」「ゲームは1日1時間」「苦手科目の克服」などの目標を掲げていた。
6年生担任の黒岩英矩教諭(24)は、決めたばかりのクラス目標「自分から」を取り上げ、「休校期間中にしっかり勉強するかしないかで雲泥の差がついてしまう可能性がある。目標を立て、自分から取り組んでほしい」と呼び掛けた。
全クラスの学級活動に出席した大崎校長は、休校期間の注意事項を伝えた後、「コロナにかからず、事故にも遭わず、元気な姿で再び皆さんと会える日を楽しみにしています」と締めくくった。
また、この日は、今学期初めての給食が実施された。1年生にとっては小学校最初の給食となり、一人一人の机の間隔を離して配膳。担任の橋本香代子教諭(52)が「順番に少しずつ食べる」「量が多いときは無理して食べない」などの説明を行った後、児童らは元気に「いただきます」とあいさつして給食を頬張っていた。越川冴子さん(6)は、「ハンバーグがおいしかった。楽しみにしていた学校が始まったばかりなのに休みになって残念」と話した。
橋本教諭は「また長い休みに入り、今のワクワクした気持ちをずっと持ち続けてくれるか心配」と語った。
同小は4月から平日は「朝の健康観察メール」として、児童の体温と健康状態の把握に努めており、休校期間中も継続する。また、週1回程度を目安に家庭訪問も行う予定。(石川孝明)
同小では、密集を避けるために全校集会を行わず、1クラスずつ学級活動を実施。6年生のクラスでは、児童一人一人が休校期間中の「学習目標」「生活目標」を発表し、子どもたちは、「早寝早起きする」「ゲームは1日1時間」「苦手科目の克服」などの目標を掲げていた。
6年生担任の黒岩英矩教諭(24)は、決めたばかりのクラス目標「自分から」を取り上げ、「休校期間中にしっかり勉強するかしないかで雲泥の差がついてしまう可能性がある。目標を立て、自分から取り組んでほしい」と呼び掛けた。
全クラスの学級活動に出席した大崎校長は、休校期間の注意事項を伝えた後、「コロナにかからず、事故にも遭わず、元気な姿で再び皆さんと会える日を楽しみにしています」と締めくくった。
また、この日は、今学期初めての給食が実施された。1年生にとっては小学校最初の給食となり、一人一人の机の間隔を離して配膳。担任の橋本香代子教諭(52)が「順番に少しずつ食べる」「量が多いときは無理して食べない」などの説明を行った後、児童らは元気に「いただきます」とあいさつして給食を頬張っていた。越川冴子さん(6)は、「ハンバーグがおいしかった。楽しみにしていた学校が始まったばかりなのに休みになって残念」と話した。
橋本教諭は「また長い休みに入り、今のワクワクした気持ちをずっと持ち続けてくれるか心配」と語った。
同小は4月から平日は「朝の健康観察メール」として、児童の体温と健康状態の把握に努めており、休校期間中も継続する。また、週1回程度を目安に家庭訪問も行う予定。(石川孝明)