茨城県のアクアワールド県大洗水族館(大洗町磯浜町)は10日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、同館を11日から5月6日まで休館すると発表した。大洗町も10日、町外からの来訪自粛を呼び掛ける小谷隆亮町長のコメントを出した。

年間100万人を超す来場者が詰め掛ける同館は、県外からの来館者も多いため、書き入れ時の大型連休にかけての休館を決断した。ただ、感染拡大の影響で3月の入館者数は前年比約6割減っている。

同町は県内市町村別でトップの年間入り込み客数約450万人(18年)を誇る観光地。同町によると、政府が発令した緊急事態宣言の対象地域をはじめ、県内外から数多くの人が訪れることが見込まれ、来訪自粛の要請に至った。キャンプ場などの町営施設は既に5月10日までの休業を決めている。小谷町長は「極力(来訪の)自粛、延期をお願いしたい。状況が好転した際は町に足を運んでほしい。町民挙げて歓迎します」とコメントした。　(磯前有花)

■県自然博物館も休館
ミュージアムパーク県自然博物館(坂東市大崎)は10日、新型コロナウイルス感染症予防と拡散防止のため、11日から5月6日まで臨時休館すると発表した。