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《新型コロナ・感染拡大防止》神栖市、消毒液配布始まる 容器持参で長い列

酸性電解水をポリタンクから持参した容器に移す市民ら=神栖市木崎のかみす防災アリーナ
酸性電解水をポリタンクから持参した容器に移す市民ら=神栖市木崎のかみす防災アリーナ


新型コロナウイルス感染症対策として、神栖市は11日、除菌作用のある酸性電解水(次亜塩素酸水)の無料配布を始めた。アルコール消毒液の不足を補うためで、手指の消毒などに使用してもらう。配布は期限を決めず、毎日行う。

酸性電解水は皮膚へのダメージが少なく、直接肌に使用できる。ノロウイルスやインフルエンザなどを殺菌できることから、新型コロナウイルス対策にも有効とされる。遮光すれば7日間は効果を保てる。

配布場所は、かみす防災アリーナ▽中央公民館▽平泉コミュニティセンター▽大野原コミュニティセンター▽うずもコミュニティセンター▽波崎総合支所・防災センター▽はさき福祉センター▽若松公民館▽はさき生涯学習センターの9カ所。時間は午前9時〜午後5時。配布量は1回につき1人1リットルまで。希望者は洗浄した容器を持参する。

同日、かみす防災アリーナには配布予定時間前から長い列ができ、配布開始を10分繰り上げた。市によると、同日正午までに950人が訪れたという。感染予防のため、市職員が来場者全員の手に霧吹きで酸性電解水を散布。来場者は2メートルほどの間隔を空けて並んだ。同市大野原、会社員、折笠百合香さん(31)は「すごく助かる。消毒液がなかなか売っていないし、売られていても割高になっていて困っていた」と話した。(矢幡佳那子)

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