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手洗いソング「PPAP-2020-」放送開始 ピコ太郎さん、行方市のオファーに無償提供

なめがたエリアテレビに流れるピコ太郎さんの動画を見る市職員ら=行方市麻生
なめがたエリアテレビに流れるピコ太郎さんの動画を見る市職員ら=行方市麻生


行方市の防災対応型エリア放送「なめがたエリアテレビ」で、歌手のピコ太郎さんが歌う手洗いソング「PPAP-2020-」の放送が始まった。同市の動画使用オファーに、ピコ太郎さん側が動画素材を無償提供したもので、市の担当者は、「鹿行地域でもコロナウイルスの感染が確認されており、手洗いで、自分はもちろん、家族や社会を守ってほしい」と話している。

ピコ太郎さんの動画は今月5日に動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」で公開された。手洗いの動きを再現しながら「Wash!」と連呼する1分40秒の動画で、手洗いの大切さを呼び掛けている。また、「Pray for People And Peace(人々と平和のために祈る)」「We will win!(我々は勝つ)」というメッセージも添えられている。

10日、動画を知った市の担当者が、「YouTubeなどになじみがない高齢者にも動画を広く知ってもらいたい」と、ピコ太郎さんの所属するエイベックスに動画使用のオファーを出したところ、エイベックス側も快諾。その日のうちに素材を提供したという。

市によると、動画は毎日午前8時から2時間おきに午後6時ごろまで放送される予定。初回の放送となった13日正午には、テレビを見ながらピコ太郎さんの動きをまねする市職員の姿も見られた。

なめがたエリアテレビでは、同日からマスクの作り方も放送しており、坂本博之情報政策課長は、「小中学校も休校中のため、子どもたちも家にいることが多い。ピコ太郎さんの発信力で、少しでも多くの方に感染予防への意識を高めてもらえれば」と語った。(石川孝明)

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