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《新型コロナ・感染拡大防止》4美術館、歴史館休業 茨城県施設 5月6日まで

新しい企画展の開幕を翌日に控え、臨時休館が決まった県陶芸美術館=笠間市笠間
新しい企画展の開幕を翌日に控え、臨時休館が決まった県陶芸美術館=笠間市笠間


新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されたことを受け、大井川和彦茨城県知事は17日の会見で、休業する県有施設に県近代美術館(水戸市)と県陶芸美術館(笠間市)、県立歴史館(水戸市)を追加すると発表した。近美の分館(天心記念五浦美術館、つくば美術館)を含む5館が18日から5月6日まで休館になる。

県陶芸美術館は18日から新企画展「幻の横浜焼・東京焼」(6月28日まで)を予定していたが、直前の開幕延期となった。花里麻理学芸課長は「準備をしてきて残念だが、外出自粛が求められている中で、開催中に何かあったらどうしようかとも思っていた」という。

県近代美術館は25日から6月14日の会期で「没後10周年平山郁夫シルクロードコレクション展」を計画していた。目前での臨時休館となったが、「開幕延期と捉え、予定通り来週から作品搬入を行う」と粛々と準備を進める構えだ。

新型コロナ感染拡大に伴う外出自粛要請で、いずれの施設でも来館者は低迷気味。県立歴史館は現在、「鹿島神宮の宝」など二つの展示を6月7日までの会期で開催中だが、入館者は連日数十人止まりとなっている。

休館措置を受けて、県立歴史館の市川浩之副館長は「国、県を挙げて(新型コロナを)終息させようと取り組んでいるところなので、館としても精いっぱい協力していきたい」と話した。(佐川友一、高阿田総司)

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