新型コロナ、茨城県内発生1カ月 全域に感染拡大 クラスターや帰省で
茨城県内で初めて新型コロナウイルス感染者が確認されて、17日で1カ月が経過した。3月17日の初確認以降、感染者は一気に増え、17日午後6時現在で県内の感染確認は計123人に上る。当初は、病院や福祉施設でのクラスター(感染者の集団)が中心だったが、4月以降は首都圏からの帰省者や在勤者などを発端とする感染が次々と判明し、県内全域に感染拡大した。
現在、クラスターが発生しているのは、JAとりで総合医療センター(取手市)▽障害福祉サービス事業所「ハミングハウス」(神栖市)▽介護老人保健施設「アレーテル・つくば」(つくば市)-の3施設。県が既にクラスターが解消したとみている筑波記念病院(同)の関連を合わせると、4施設の感染者は県内全体の約半数を占める。
クラスター関連を除いた残りの約半数は、本県と首都圏を往来する帰省者や都内在勤者らが多く、その家族や同僚への二次感染も広がりつつある。感染経路が不明の事案も出ている。
県が新たな懸念材料としていたのは、政府の緊急事態宣言発令を受けた対象地域からの人の流入。そうした懸念への対応として、政府は16日、当初7都府県だった対象地域を全都道府県に拡大。本県を含む6道府県と先行する7都府県の計13都道府県を、特に重点的な対策を進める「特定警戒都道府県」と位置付けた。(三次豪)
現在、クラスターが発生しているのは、JAとりで総合医療センター(取手市)▽障害福祉サービス事業所「ハミングハウス」(神栖市)▽介護老人保健施設「アレーテル・つくば」(つくば市)-の3施設。県が既にクラスターが解消したとみている筑波記念病院(同)の関連を合わせると、4施設の感染者は県内全体の約半数を占める。
クラスター関連を除いた残りの約半数は、本県と首都圏を往来する帰省者や都内在勤者らが多く、その家族や同僚への二次感染も広がりつつある。感染経路が不明の事案も出ている。
県が新たな懸念材料としていたのは、政府の緊急事態宣言発令を受けた対象地域からの人の流入。そうした懸念への対応として、政府は16日、当初7都府県だった対象地域を全都道府県に拡大。本県を含む6道府県と先行する7都府県の計13都道府県を、特に重点的な対策を進める「特定警戒都道府県」と位置付けた。(三次豪)