2020年4月23日(木)

東海第2再稼働 いばらき原発県民投票の会、署名9万899筆を提出 必要数の1.87倍

9万筆を超える署名が集まったことを発表する共同代表の徳田太郎さんと姜咲知子さん(左から)=県庁
9万筆を超える署名が集まったことを発表する共同代表の徳田太郎さんと姜咲知子さん(左から)=県庁

日本原子力発電(原電)東海第2原発(東海村白方)の再稼働の賛否を問う県民投票の実現を目指す市民団体「いばらき原発県民投票の会」は22日、県庁で会見を開き、県民投票条例制定の直接請求に必要な署名数の1・87倍に及ぶ計9万899筆の署名を、県内44の市町村分ごとに各選挙管理委員会に本提出したと発表した。同会共同代表の徳田太郎さんは「非常に重みのある数になった」と述べた。

直接請求に必要な署名数は、有権者総数の50分の1(4月20日時点で4万8601筆)。同会は地方自治法に基づき、2カ月間収集した。原則として1月6日から3月6日までを実施期間としたが、選挙に伴い禁止期間がある市町村によっては、終了日が3月下旬〜4月12日にずれ込んだ。

地域や市町村ごとの必要数を仮定した場合、提出署名数の割合は地域によってやや差があり、県南が最も高く2・05倍。東海第2原発の周辺6市村は割合の高い順に、東海1・95倍▽水戸1・69倍▽那珂1・47倍▽ひたちなか1・33倍▽日立1・32倍▽常陸太田1・22倍-だった。

一方で神栖など、禁止期間の影響で終了日がずれ込んだ自治体を中心に1倍を割った。同会は、活動が新型コロナウイルス感染拡大による不要不急の外出自粛を踏まえ、街頭での呼び掛けを中止したことなどを要因に挙げた。

提出した署名の有効数は、各市町村選管での審査を経て確定する。署名簿は5月20日までに返付を受け、同25日、知事に対して本請求を行う予定だ。知事は同法に基づき、意見を付けて県議会に条例案を提出。同会は6月の県議会定例会への上程を目指している。

会見には共同代表の徳田さんと姜咲知子さんが出席。徳田さんは「署名をされた方には再稼働反対、再稼働すべきという人もいて、意思決定の過程に関わりたい思いは共通している」と語り、姜さんは「県議会の皆さまにしっかりと審議してもらいたい」と訴えた。(今井俊太郎)



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