《新型コロナ》患者受け入れの医療機関に応援金 茨城県、従事者の手当想定
新型コロナウイルス感染者に対応する医療従事者を支援するため、茨城県は24日、入院患者を受け入れた医療機関に対し、患者1人当たり100万円の応援金を交付すると発表した。基金を設立し、県民からの寄付も受け付ける。治療に当たる医療従事者は感染リスクがあり、医師や看護師への特別手当などとして支給してもらう考え。
大井川和彦知事は同日の会見で「最前線で闘う医療従事者に感謝の気持ちを送りたい。県としてもそれなりの予算を用意し速やかに届けていく」と述べ、県民に対しては政府からの給付金10万円などの寄付を呼び掛けた。
寄付金の受け付け方法や予算規模などは調整中で、詳細は今後詰める。医療従事者には大きな負担があるほか、風評による患者の減少で経営に影響が出ている病院もある。
県内では同日現在、計157人の感染者が発生し、自宅療養者を除く大半が県内の医療機関に入院。ほかに、県内の感染症指定医療機関はクルーズ船で起きた集団感染の患者計21人を受け入れた。
入院受け入れ以外に、PCR検査の検体採取など外来機能を担う医療機関もある。支給対象について大井川知事は「今後どのくらい寄付が集まるか、現場の状況を踏まえながら検討する」と語った。
併せて県は、医療機関に供給する医療用資材の調達見通しを発表。国からの供給や県内企業からの調達などによって、5月中に医療用マスクは約360万枚(2.5カ月分)、ガウンや防護服などは約16万枚(2カ月分)確保できる見込みという。
一方で医療用手袋は5月には間に合わず、6月に約20万枚(1.5カ月分)確保する。資材不足を解消するため、県はホームページなどで必要な医療用資材の仕様を公表し、提供可能な企業や製造可能な企業を公募する。今月中に受け付けを始める。(戸島大樹)
大井川和彦知事は同日の会見で「最前線で闘う医療従事者に感謝の気持ちを送りたい。県としてもそれなりの予算を用意し速やかに届けていく」と述べ、県民に対しては政府からの給付金10万円などの寄付を呼び掛けた。
寄付金の受け付け方法や予算規模などは調整中で、詳細は今後詰める。医療従事者には大きな負担があるほか、風評による患者の減少で経営に影響が出ている病院もある。
県内では同日現在、計157人の感染者が発生し、自宅療養者を除く大半が県内の医療機関に入院。ほかに、県内の感染症指定医療機関はクルーズ船で起きた集団感染の患者計21人を受け入れた。
入院受け入れ以外に、PCR検査の検体採取など外来機能を担う医療機関もある。支給対象について大井川知事は「今後どのくらい寄付が集まるか、現場の状況を踏まえながら検討する」と語った。
併せて県は、医療機関に供給する医療用資材の調達見通しを発表。国からの供給や県内企業からの調達などによって、5月中に医療用マスクは約360万枚(2.5カ月分)、ガウンや防護服などは約16万枚(2カ月分)確保できる見込みという。
一方で医療用手袋は5月には間に合わず、6月に約20万枚(1.5カ月分)確保する。資材不足を解消するため、県はホームページなどで必要な医療用資材の仕様を公表し、提供可能な企業や製造可能な企業を公募する。今月中に受け付けを始める。(戸島大樹)