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《新型コロナ対策》黄門まつり初の中止 水戸市「安全確保が困難」

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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、水戸市は7、8月に予定していた「水戸黄門まつり」が中止になったと24日、発表した。同実行委員会(加藤高蔵会長)の役員会議が23日開かれ、参加者や観覧者らの安全確保が難しいと判断した。荒天により部分的に催事ができなかったことはあるが、全面中止になるのは初めて。

市観光課によると、まつりは本年度で60回目となるはずだった。昨年の第59回は3日間で推定70万人を集めた。ことしは東京五輪の当初会期(7月24日〜8月9日)と重なるため、日程を3週間ほど遅らせ、恒例の千波湖花火大会を7月18日、本祭を8月22、23日にそれぞれずらして予定していた。

まつりは、2〜3月の「水戸の梅まつり」と並ぶ市の一大イベント。同市の千波湖や国道50号を会場とし、夏の風物詩として親しまれてきた。戦前に始まった中心商店街の七夕まつりと広告祭を前身とし、第1回は1961年に開催。台風で2日目の催事が中止になったことや、荒天で花火大会が1週間ほど延期になったことはあるものの、全面中止はなかった。

まつりは昨年、大幅に内容や日程をリニューアル。花火大会は7月第3週の土曜開催、本祭は8月第1週の土日開催とされた。

実行委は感染リスクがあるとして開かず、中止の決定は役員に一任された。(島田真太郎)

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