《新型コロナ》全国高校総体、初の中止 茨城県高体連「仕方のない判断」
全国高等学校体育連盟(全国高体連)は26日、ウェブ会議による臨時理事会を開き、新型コロナウイルス感染拡大を受け、今夏に東北から九州の21府県で分散開催される予定だった全国高校総合体育大会(インターハイ)の中止を全会一致で決めたと発表した。競技中だけでなく移動や宿泊による感染リスクが大きく、生徒らの安全最優先で判断した。各競技の全国高校選手権を統合して1963年から始まった全国高校総体の中止は史上初めて。
茨城県は水泳(競泳、飛び込み)、女子バレーボール、弓道、重量挙げの4競技で会場地となっていた。水泳はひたちなか市で8月17〜20日、女子バレーボールは結城、筑西、古河の3市で同21〜24日、弓道は水戸市で同21〜24日、重量挙げは高萩市で同11〜14日に予定されていた。
県高体連の益子雄行会長は「選手のことを考えると中止は残念だが、新型コロナの現状を考えると仕方のない判断。生徒の安全が第一」と受け止めた。
大きな目標を失った高校生アスリートに対しては「心の整理は難しいだろうが、将来に向けた新たな目標を見つけ、頑張ってほしい」とエールを送った。
県高校総体は15日に中止を決め、現状では多くの3年生が公式戦を行えないまま部活動が引退となる。代わりとなる大会開催については「可能なら何らかの形で考えたいが、この状況が収まらないとできない」と説明した。(岡田恭平)
茨城県は水泳(競泳、飛び込み)、女子バレーボール、弓道、重量挙げの4競技で会場地となっていた。水泳はひたちなか市で8月17〜20日、女子バレーボールは結城、筑西、古河の3市で同21〜24日、弓道は水戸市で同21〜24日、重量挙げは高萩市で同11〜14日に予定されていた。
県高体連の益子雄行会長は「選手のことを考えると中止は残念だが、新型コロナの現状を考えると仕方のない判断。生徒の安全が第一」と受け止めた。
大きな目標を失った高校生アスリートに対しては「心の整理は難しいだろうが、将来に向けた新たな目標を見つけ、頑張ってほしい」とエールを送った。
県高校総体は15日に中止を決め、現状では多くの3年生が公式戦を行えないまま部活動が引退となる。代わりとなる大会開催については「可能なら何らかの形で考えたいが、この状況が収まらないとできない」と説明した。(岡田恭平)