次の記事:常磐道で速度違反、身代わり出頭させる レーサーら逮捕

《新型コロナ対策》常陸太田市商工会、雇用調整助成金を説明 個別相談会実施

社会保険労務士(右)による個別相談会が開かれた=常陸太田市中城町
社会保険労務士(右)による個別相談会が開かれた=常陸太田市中城町


新型コロナウイルス感染症対策で、常陸太田市商工会(西野一会長)は23日、同市中城町の同市商工会館で雇用調整助成金などに関する個別相談会を実施した。同感染症の影響で業況が悪化した事業者が対象で、参加した事業主らは同助成金などの支給申請に関わる手続きなどについてアドバイスをもらっていた。

同助成金は経済上の理由で事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が、労働者に対して一時的に休業などで雇用の維持を図った場合に、企業に対して休業手当や賃金のなどの一部を国が助成するもの。同感染症に対する特例として、感染症による経営への影響を「経済上の理由」とするほか、感染拡大防止のための休業や濃厚接触者に命令した休業も対象にしている。

同相談会では社会保険労務士が、1事業者1時間程度を目安に相談を受けた。

製材業の男性社長(64)は「自分の事業所では雇用調整助成金の対象になりにくく、別の補助金への申請の助言をもらった。事業を続けていきたいので、個別に沿った情報が得られてよかった」と話した。

同個別相談会は27、30日にも実施し、5月に入ってからも予定している。同商工会の佐川和広事務局長は「終息するまでの期間を耐えられるような金融、雇用、労務などをあらゆる支援を伝え、サポートしていきたい」と話した。(飯田勉)

最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース