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《新型コロナ対策》茨城県内ホテル、テークアウトに注力 外出や宴会自粛

水戸プラザホテルが提供する「味麗豚のロースカツサンド」
水戸プラザホテルが提供する「味麗豚のロースカツサンド」
水戸プラザホテルが提供する「ローストビーフDON」
水戸プラザホテルが提供する「ローストビーフDON」


茨城県内のホテルが料理のテークアウトや宅配に力を注いでいる。新型コロナウイルスの感染拡大で、外出や宴会の自粛、在宅勤務が広がる中、「自宅で手軽にホテルの味を味わいたい」というニーズに応え、売り上げの確保を目指す。

水戸プラザホテル(水戸市)は4月からテークアウトを開始した。素材にこだわった「味麗豚(みらいとん)のロースカツサンド」(1500円)、「瑞穂牛すき焼き丼」(1900円)や「ローストビーフDON」(1500円)を用意。前菜や揚げ物などを盛り込んだ「ファミリーセット」(3、4人分で6千円)は、子どもから大人まで楽しめる構成とした。

同ホテルの橋本暢之料飲グループ支配人は「自宅でも食べられる『ホテルならでは』の商品を考えた。たまにぜいたくをして、ホテルの味を楽しんでほしい」と話す。

ホテルテラスザガーデン水戸(同市)は、これまで提供してきた弁当に3月から「パーティープレート」3種類を加えてメニューを拡充した。「テラスプレミアムプレート」(4、5人分で6千円)はオードブルにローストビーフやミックスピザなどがつく。水戸市内なら弁当も含め、1万円分以上の注文で配達も対応する。

個人からの注文も多く、担当者は「外出自粛が続く中、家族で料理を囲みたいいう人が多いのでは」と見ている。

鹿島セントラルホテル(神栖市)はシェフお薦めの品々をそろえた和洋中の日替わり弁当(千円)などの持ち帰りができる。オードブルや「和食お祝い重」、「アニバーサリーケーキ」なども、予算や受渡日などに応じて相談を受け付ける。(長洲光司)

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