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《新型コロナ対策》きょうだい手作りのマスク208枚 那珂市に寄贈 メッセージカード同封

先崎光市長(左)に手作りのマスクを手渡す友部ひよりさん(中央)と颯大さん=那珂市役所
先崎光市長(左)に手作りのマスクを手渡す友部ひよりさん(中央)と颯大さん=那珂市役所


新型コロナウイルス感染症の予防に役立ててもらおうと、那珂市瓜連の友部ひよりさん(17)=水城高3年=と弟の颯大(そうた)さん(14)=茨城大付属中3年=のきょうだいが4月28日、手作りのマスク計208枚を市に寄贈した。同日、同市福田の市役所を訪れ、先崎光市長に「不安に思っている人のため寄付したい」とマスクを手渡した。

医療従事者を目指すひよりさんは、同じ夢を持つ友人と2人で協力し、4月中旬に水戸市に手作りマスク124枚を寄贈している。地元でもマスク不足に困る声を耳にし、市内で不安に思う人のために協力しようと、颯大さんとともにマスクを作り始めた。

家族の支援を受け、手拭いやゴムひもを調達し、きょうだいで作業を分担して製作。1週間ほどで子ども用と大人用の各104枚が完成した。衛生面に配慮して1枚ずつ個包装にし、「マスクつかってね」「一緒にがんばりましょう」と書かれた手書きのメッセージカードを同封した。

市では母子手帳を受け取りに来る妊婦や、市内2カ所の児童養護施設の子どもたちに配る考え。先崎市長は「心を込めて手作りしてくれたことを伝えたい。大事に使わせていただく」と感謝した。

ひよりさんは「自分たちがマスクを作ったことで、『おばあちゃんに作ってみよう』といった勇気づけになれば」と期待。颯大さんは「終息に向けて取り組みが広がればいい」と話した。

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