《新型コロナ対策》除菌アルコール発売へ 明利酒類が生産開始 水戸
新型コロナウイルス感染拡大で消毒液などが不足する中、老舗酒造会社の明利酒類(水戸市元吉田町)が、ウイルスや細菌の除去を目的としたアルコール製剤の生産を始めたことが7日、分かった。経済産業省の認可を取得し、飲料用でなく工業用アルコールとして、県内を中心に今月から販売する。県酒造組合によると、酒造会社がアルコール製剤の生産に踏み切るのは県内で初めてという。
発売するのは度数65%の「MEIRIの除菌 MM-65」。「医療従事者など前線に立つ人々の力になりたい」と開発した。工業用アルコールであるアルコール製剤は、エタノールを主な原料とし、机や椅子、ドアノブなど日用品の除菌に活用できる。同社が現在販売している高濃度アルコール商品「メイリの65%」は、飲用目的だった。
5月中に15キロ容量を、診療所を中心とした医療機関と教育機関に販売する。6月からは5リットルの商品も並行して販売する。一般販売は6月からを見据える。卸売会社やガス会社を通じ提供する予定だ。
同社は水戸市やひたちなか市の小中学校に商品の寄贈を始めた。開発に携わった社員の山中隆央さん(27)は「会社として何かできることがないか探した結果、生産にたどり着いた。少しでも社会に貢献できたらうれしい」と話した。
発売するのは度数65%の「MEIRIの除菌 MM-65」。「医療従事者など前線に立つ人々の力になりたい」と開発した。工業用アルコールであるアルコール製剤は、エタノールを主な原料とし、机や椅子、ドアノブなど日用品の除菌に活用できる。同社が現在販売している高濃度アルコール商品「メイリの65%」は、飲用目的だった。
5月中に15キロ容量を、診療所を中心とした医療機関と教育機関に販売する。6月からは5リットルの商品も並行して販売する。一般販売は6月からを見据える。卸売会社やガス会社を通じ提供する予定だ。
同社は水戸市やひたちなか市の小中学校に商品の寄贈を始めた。開発に携わった社員の山中隆央さん(27)は「会社として何かできることがないか探した結果、生産にたどり着いた。少しでも社会に貢献できたらうれしい」と話した。