2020年5月8日(金)

《新型コロナにまけない》神栖・猫カフェ「ジュエリー」 捨て猫保護 窮地に

活動継続へ寄付金募る

捨て猫の保護活動をしながら猫カフェを経営する山本さおりさん=神栖市大野原
捨て猫の保護活動をしながら猫カフェを経営する山本さおりさん=神栖市大野原

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、神栖市の猫カフェ「ジュエリー」が窮地に追い込まれている。外出自粛で客足が遠のき、売り上げが激減。同店は捨て猫の保護活動に取り組んでおり、現在は保護猫を含む45匹が暮らす。餌代は月8万円に上っており、カフェを運営する山本さおりさん(50)は保護活動継続に向けて寄付を呼び掛けている。

同店によると、平常時は一週間に100人以上が訪れ、猫との触れ合いを楽しんでいたという。

客足が減り始めたのは3月初めごろ。小中高校の臨時休校で来店を控える動きが強まり、来店者数は昨年3月に比べ8割減った。本来なら、学校が長期休暇に入る3月は家族連れでにぎわう書き入れ時。山本さんは「大打撃だった」と肩を落とす。

会員制交流サイト(SNS)上の中傷めいた書き込みも追い打ちとなり、「客足はないし、集団感染が起きてもいけない」。山本さんは4月5日から休業を決めた。

店の売り上げの大半は、餌やトイレ用砂の経費、医療費など猫の“生活費”に消える。猫の体調を考えて餌の量や砂の交換頻度は減らせない。

休業から1カ月。寄付はあるが売り上げはほぼゼロ。県の融資制度は対象外だった。現在入居するテナントは売却が決まり、立ち退きを余儀なくされた。店舗は鹿嶋市に移転予定で、山本さんには新店舗の建設費なども重くのしかかる。

物心ついたころから、猫や犬と暮らすのが当たり前だったという山本さん。その生活が捨て猫の保護活動や猫カフェ運営につながっただけに、「猫に罪はない。見捨てるわけにはいかない」。苦境に立たされても、保護活動をやめるつもりはないという。

不幸な動物を1匹でも減らしたい-。山本さんは、今後の活動資金や餌代に充てるための寄付を呼び掛けている。

寄付金の振込先は、筑波銀行神栖支店 普通口座 1268796「猫かふぇジュエリー山本さおり」▽ゆうちょ銀行 普通口座10600-51291731「猫かふぇジュエリー山本さおり」。



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