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《新型コロナ対策》日立の中里小・中にマスク119枚寄贈 学区の自治組織手作り

日立市立中里小・中の児童生徒(中央)に手作りマスクを手渡した中里学区コミュニティ推進会の大津満夫文化部長(左)と職員の後藤みさをさん=同市東河内町
日立市立中里小・中の児童生徒(中央)に手作りマスクを手渡した中里学区コミュニティ推進会の大津満夫文化部長(左)と職員の後藤みさをさん=同市東河内町


新型コロナウイルスの感染拡大でマスク不足が続く中、日立市の自治組織・中里学区コミュニティ推進会(石川諒一会長)は8日、同市東河内町の市立中里小・中(浜崎裕幸校長、児童26人、生徒19人)に、同会のボランティアメンバーによる手作りマスク計119枚を寄贈した。

石川会長は4月上旬、子どもたちの感染を防ごうとマスク作りを企画。町内で洋品店を営んでいた同会文化部長の大津満夫さん(74)に相談し、マスク内側に使用する薄地の白布を提供してもらった。マスク作りには、50〜70代の計8人が参加。型取りや裁断をし、各家庭で縫い合わせ、約200枚を10日間ほどで仕上げた。

子ども用は学年ごとに大きさを変えて顔に合うよう配慮し、外側にはキャラクターや模様が入った布を使った。品薄のゴムひもは輪切りにしたストッキングで代用した。

この日は市立小中学校の登校日。同小・中にほど近い市中里交流センターで、代表者が児童生徒にマスクを手渡した。同小5年の倉繁知歩さん(10)は「とてもかわいい。頑張って作っていただき、うれしい」と笑顔。同中3年の中條大吉さん(15)は友人との久しぶりの再会を喜びつつ、「マスクを使って休校中も元気に過ごしたい」と感謝した。

手作りマスクは全児童生徒に1人2枚ずつ、教職員に1人1枚ずつ配られる。

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