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《新型コロナ》茨城、休業要請解除 マスク姿でボウリング、久々の歓声 土浦

再開を待ちわびていた人たちでにぎわうレーン=土浦市真鍋の大学ボウル土浦本店
再開を待ちわびていた人たちでにぎわうレーン=土浦市真鍋の大学ボウル土浦本店


新型コロナウイルスの感染拡大で茨城県の休業要請対象となっていた施設が18日、17日までの要請期間を終えて続々と再開した。ボウリング場では約1カ月ぶりの再開を待ちわびたマスク姿の来客から、プレーを楽しむ声が久々に上がった。

休業要請対象となっていた業種の一つ、ボウリング場。要請解除となった18日、土浦市真鍋の「大学ボウル土浦本店」では、入り口での検温や除菌、レーンの間隔を空けるなどの感染防止策を徹底し、営業を再開した。国本美加社長は「しばらくは売り上げよりお客さまや近隣の方に安心してもらえるよう努める」と前を向いた。

この日の同店は、再開を待ちわびていた客でにぎわった。マスク姿でプレーに臨み、「首を長くして再開を待っていた」「久々に顔なじみに会えてうれしい」と喜びの声を上げた。

「ここでボウリングをしながら友達と話すのが生きがい」。久しぶりにプレーした60代の女性が笑顔を見せた。少しでも休業中の力になればと、ボランティアで同店の草刈りをするほど、思い入れは深かった。

同店は4月22日〜5月17日の間、営業を休止した。4月の売り上げは通常の8割減。国本社長は「今月の売り上げは9割減になりそう」と頭を抱える。

県ボウリング場協会によると、加盟12施設は足並みをそろえ、休業前からレーンの間隔を空けるなど感染防止に取り組んでいた。再開後は入り口での検温や、次亜塩素酸水を加湿器に入れた除菌などで感染防止に腐心する。

休業中は、再開を心待ちにする励ましの電話が同店に数多く寄せられたという。国本社長は「ボウリングが必要とされていることを改めて感じた。安全を第一に営業していく」と力を込めた。

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