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《新型コロナ対策》休業要請解除 感染防止へ対策徹底 商業施設、1カ月ぶり来客戻る

ビニールカーテンのついたレジで贈り物を購入する買い物客=水戸市泉町
ビニールカーテンのついたレジで贈り物を購入する買い物客=水戸市泉町


新型コロナウイルスの感染拡大に伴う茨城県の休業要請期間を終え、休業していた県内の百貨店やショッピングセンターなど一部の商業施設が18日、約1カ月ぶりに全館の営業を再開した。海産物を扱う観光施設も約1カ月ぶりに営業再開。各施設は来店客の感染防止対策を講じての再開となった。

■京成百貨店再開

県の休業要請の解除を受け、臨時休業していた水戸市泉町の「京成百貨店」は18日、全館(一部店舗除く)で営業を再開した。店頭には朝から待ちわびた50〜60人が列を作り、化粧品や贈り物などを購入する姿が見られた。

4月18日から食品売り場を除き臨時休業していた。感染防止対策としてレジの前に透明なシートを張り、消毒液を約20カ所に増設。対面販売は向き合わずに隣に並んだ接客を心掛けるほか、各フロアの従業員が30分置きに手洗いなどの協力を呼び掛ける放送を行うなどの工夫を凝らす。

食料品を買いに毎週訪れていた城里町石塚の軍司直美さん(61)は「久しぶりににぎやかになった」と笑顔。異動時に受け取った贈り物約30人分のお返しを購入しに来た那珂市後台、会社員の女性(47)は「食べ物以外のギフトを買えるお店がなかったので、やっと来られた」と安堵(あんど)していた。

運営する水戸京成百貨店の小室忠男本店長は「新しい生活様式に合った運営の始まりだと思っている。今後もサービスや売り場づくりなどできる万全の対策を取って営業していく」と話した。

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