《新型コロナ対策》大洗の月の井酒造店 高濃度アルコール製造 町に100本寄贈
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大洗町磯浜町の老舗酒蔵、月の井酒造店(坂本敬子社長)が、手指消毒に使用できる高濃度アルコール商品「月の井アルコール75%」(300ミリリットル入り)の製造を始めた。アルコール度数を75度まで高め、効果的に除菌できるようこだわり、地元を中心に供給する。同社は15日、町に100本を寄贈した。
高濃度アルコールの原料はサトウキビ。初回は800本を製造した。14日から、酒蔵に併設した店舗で販売し、町内や水戸市を中心とした酒販店でも販売予定。1本998円(税込み)。このほか、幅広い地域での取り扱いに対応するため、消毒用に特化した飲用不可のアルコール商品の開発も検討している。
町役場で15日、贈呈式が開かれた。8代目蔵元の坂本直彦専務は「少しでも世の中に協力したいと製造した。身近な販売場所として供給を維持したい」と話した。小谷隆亮町長は「ウイルスに対応できる環境づくりが必要。消毒の習慣に使えるのは心強い」と感謝した。
同社でも、取引先の飲食店の休業や営業時間の短縮、輸出の停止などを受け、4月の売り上げは前年比で7〜8割減少。苦境が続くが、外出自粛要請による家飲み需要に対応し、日本酒と地元産品をセットにして販売を始めている。坂本社長は「安全が戻り、安心して観光客を受け入れられるようになってほしい」と話した。
高濃度アルコールの原料はサトウキビ。初回は800本を製造した。14日から、酒蔵に併設した店舗で販売し、町内や水戸市を中心とした酒販店でも販売予定。1本998円(税込み)。このほか、幅広い地域での取り扱いに対応するため、消毒用に特化した飲用不可のアルコール商品の開発も検討している。
町役場で15日、贈呈式が開かれた。8代目蔵元の坂本直彦専務は「少しでも世の中に協力したいと製造した。身近な販売場所として供給を維持したい」と話した。小谷隆亮町長は「ウイルスに対応できる環境づくりが必要。消毒の習慣に使えるのは心強い」と感謝した。
同社でも、取引先の飲食店の休業や営業時間の短縮、輸出の停止などを受け、4月の売り上げは前年比で7〜8割減少。苦境が続くが、外出自粛要請による家飲み需要に対応し、日本酒と地元産品をセットにして販売を始めている。坂本社長は「安全が戻り、安心して観光客を受け入れられるようになってほしい」と話した。