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《新型コロナ》結城市の休校期間 小中学生に弁当販売 健康考え栄養士が献立

スクールランチ弁当の受け取りの様子=結城市城南町の城南小学校
スクールランチ弁当の受け取りの様子=結城市城南町の城南小学校


新型コロナウイルス感染拡大の影響で小中学校の休校が長期化する中、結城市は18日、市内全小中学生を対象に昼食用の弁当の販売を開始した。家庭で過ごす児童生徒の健康維持を考え、栄養士が献立を立てたパック弁当を「結城市スクールランチ弁当」と名付け、1食300円で販売。休校か分散登校期間中の平日、市内9小学校、3中学校で希望者に提供していく。

弁当の価格は実質500円で、200円を市が補助する。市教委学校教育課の佐山敦勇課長は「休校期間が長くなり、偏った食生活で過ごす子どもも多いと聞く。市として栄養バランスに配慮した食事を希望者に提供しようと弁当の販売を決めた」と説明した。

弁当は市内小中学校の給食業務を請け負うエイヨウショク(同市結城)が製造。事前に翌1週間分(5日分)の申込書に代金を添えて、弁当を受け取りに行く小、中学校に提出する仕組み。弁当の受け取りは中学生以上が行う。

提供初日の18日は、全217食を提供した。同市城南町の城南小(塚原絹江校長)では、3密に配慮する中、16人が昼食時、弁当を受け取りに訪れた。

小1と中3の2人分の弁当を受け取った母親(40)は「偏った食事が続いていたので、弁当の販売はありがたい」と話した。妹2人の分と自身の弁当を取りに来た中1の女子生徒は「毎日3人で作っていたが正直、大変だった。母親が休みの日以外は利用したい」と笑顔を見せていた。

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