境町は21日、町立小中学校を6月8日から通常登校にすると発表した。通常登校実施に当たり、全小中学校(小学校5校、中学校2校)に複数人の体温を同時に測れる「AIサーモカメラ」を1台から2台設置する。給食は同日から再開する予定で、給食費については、6月から9月の4カ月分を無料にする。

また、橋本正裕町長は、6月の期末手当(ボーナス)159万5280円を全額受け取らないことを同日発表した。副町長(125万3155円)と教育長(112万6080円)については10%カットとする。「境町特別職の職員の期末手当の臨時特例に関する条例」を制定し、専決処分した。橋本町長は「長期にわたる休業要請や外出自粛など町民や企業が大変な思いをしている。その気持ちに寄り添い、さらなるコロナ対策を打つため、自ら全額カットに踏み切った」としている。

町議会は、町のコロナ対策に充てるため、議会研修費全額(165万5千円)を返上した。全町議の政務活動費交付金計72万円はコロナ対策としてすでに返上している。