2020年5月28日(木)

京アニ放火容疑者逮捕 過去に茨城県内居住 元親族「関係ない」強調 12年にコンビニ強盗

青葉真司容疑者がかつて住んでいた常総市内の集合住宅
青葉真司容疑者がかつて住んでいた常総市内の集合住宅

死者36人、負傷者33人-。京都アニメーションで起きた平成以降最悪の放火殺人事件で、京都府警は27日、青葉真司容疑者(42)の逮捕に踏み切った。発生から10カ月余り。今も重いやけどの痕が顔や腕を覆う。一度は絶命しかけたが、医師の尽力で会話は可能に。「動機が知りたい」。遺族の無念と疑問は消えない。ほぼ寝たきりで予断を許さない状態が続く中、事件の核心に迫る捜査が始まった。

殺人などの疑いで逮捕された青葉真司容疑者は、茨城県にかつて在住していた。幼少時は県西地域に住み、両親が離婚。少年時代を父親とさいたま市で過ごした。成人したころ父親が死去し、常総市内などに戻り、一時住んでいた。同容疑者の母親の再婚相手は27日、茨城新聞の取材に「数十年前に戸籍が移っている。連絡も取っていない」と関係が途切れていることを強調。近所の住民は「(容疑者は)事実を話して」と求めた。常総市内の関係者は「遺族のことを思うと言葉にならない」と語った。

「私たちは関係ない。(妻は)自宅にいるが、対応できない」。県西地域の閑静な住宅地にある青葉容疑者の母親宅。取材に応じた再婚相手の男性は、厳しい表情を浮かべながら丁寧な口調で話した。

関係者によると、青葉容疑者は3人きょうだいの次男だった。男性は、過去に妻が離婚した際に「元夫側に(容疑者の)戸籍が移った」と説明。青葉容疑者とは事件前から現在まで、全く連絡を取っていないという。「私たちには関係がない」と何度も繰り返した。

放火殺人事件があった昨年7月の事件後、母親と容疑者の関係を知った近くの70代女性は「正直なところ、人ごとという感じがする」と事件や容疑者逮捕の印象を話す。青葉容疑者に対しては「なぜそのような事をしたのか。せめて事実を話して償いの気持ちを見せてほしい」と望んでいた。

青葉容疑者は常総市内の集合住宅に2009年初めごろから約2年間住み、騒音トラブルなどを起こしていた。近くに住む60代男性は「やっと逮捕できたかという感じ。亡くなった人や遺族のことを思うと言葉にならない」と声を絞り出した。

青葉容疑者は12年6月、坂東市内のコンビニで強盗事件を起こし、懲役3年6月の実刑判決を受けていた。出所後、さいたま市に戻り生活していた。



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