2020年6月3日(水)

茨城県警初の女性刑事課長 鉾田署・藤崎明美さん 気負わず、仲間信頼

「市民守り、寄り添う」

茨城県内の警察署で初の女性刑事課長となった鉾田警察署の藤崎明美さん=鉾田市鉾田
茨城県内の警察署で初の女性刑事課長となった鉾田警察署の藤崎明美さん=鉾田市鉾田

茨城県警鉾田警察署(北條直樹署長)に今春、県内の警察署で初めてとなる女性刑事課長が誕生した。県警捜査2課から同署に赴任した藤崎明美さん(44)=警部=は「女性だからと気負わず、犯罪から市を守っていきたい」と意気込む。

課長になって2カ月が過ぎた。「自分が持っていた上司のイメージとは懸け離れている」と自己評価は厳しめ。振る舞いに難しさを感じつつも「仲間を信頼し、お互いを高め合っていければ」と、自分なりのやり方で課をまとめようと奮闘中だ。

水戸市出身。小さい頃に「勧善懲悪」の刑事ドラマや時代劇を見て、正義の味方に憧れた。「若いうちに見識を広め、社会も知りたかった」と、大学卒業後はすぐに採用試験を受けずに海外に留学。帰国後は予備校講師として働き、2002年に警察官になった。

当初は女性であることを強く意識した。男性警察官に負けないよう肩肘を張ることもあったが、県警本部をはじめ、下館署(現筑西署)や稲敷署で経験を積むうち「女性被害者への対応など、女性にしかできないことがある。競争するのではなく、足りないところを補い合うことが大切」と考えるようになった。

危険が伴う仕事だが、「頼れる仲間がいるし、成長を実感できる」とやりがいを感じている。農業が盛んな鉾田市では、農作物の盗難が多く「農家の人が大切に育てた野菜や果物を、収穫前に盗まれないように警戒を強めたい」と力を込める。

赴任先をより知ることができる街歩きが趣味。初めて赴任した同市でも早速実行し、お気に入りの魚屋と菓子店ができた。「知らない人からも笑顔であいさつされ、温かい人たちが多い」と市の印象を語る。

目指す姿は強くて優しい警察官。「失敗を恐れず犯罪に立ち向かい、被害者に寄り添う捜査を心掛ける」



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