2020年6月26日(金)

鹿嶋のNPO 食で安心感届けたい 子ども食堂代替企画 弁当、食材を無料配布

応援弁当を受け取る児童たち=鹿嶋市木滝
応援弁当を受け取る児童たち=鹿嶋市木滝

新型コロナウイルスの収束が見通せない中、食を通じて子どもたちに安心感を届けようと、「Sweet Home 応援弁当大作戦」が24日、鹿嶋市木滝の市高松まちづくりセンターで始まった。同市のNPO法人「あっとホームたかまつ」(根本幸子理事長)が取り組んでいる子ども食堂の代替企画で、訪れた児童や保護者14世帯に弁当や食材などを無料配布した。今後も毎月最終水曜日に実施予定。

同NPOの子ども食堂は2018年5月にスタート。同市内の小学生を対象に月1回実施していたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い2月に休止。6月に小中学校の通常登校やまちづくりセンターの利用が再開したことから、NPOスタッフが「(子どもとの)つながりを取り戻したい」と再開を決めた。「3密」回避のため、これまでの食事提供からテークアウト方式に変更した。

この日の応援弁当のメニューは、カレーとから揚げ。このほか、家庭で工作体験を楽しんでもらうための「木工キット」をはじめ、タマネギやバナナ、子ども向けお菓子なども配布した。感染症予防のため、スタッフはマスク着用や室内の消毒、換気などを徹底し、受け取り時間も4回に分けた。

食材は、食品スーパー「タイヨー」(神栖市)やNPO法人「かしま遊休地活用クラブ」(村田浩伸理事長)、「カーブス サンポートかしま店」などが寄付した。

あっとホームたかまつによると、今回の企画は感染予防経費や弁当の容器代などで従来以上の出費があったという。根本理事長は「私たちNPOだけでは、再開できなかった」と他団体や企業の協力に謝意を示した。

ボランティアと久しぶりに再会した日向寺那奈さん(10)は「会えなくて寂しかった。(再開は)うれしい」と声を弾ませた。

根本理事長は「コロナ禍で子どもたちの心に不安があると感じた。今後も(活動を)続けてあげたい」と意欲を示した。



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